現在のCG制作ソフトはAutodeskのMAYAとMAXの2つがほとんど業界を掌握している様な状態で、その他大勢の中にCinema4D、MODO、LightWave、 Shade3Dなどがある感じです。
各ソフトでどれが良いというのは言えないのですが、建築パース業界ではCinema4Dの存在感が高まってきているのを感じています。
私は学生の頃から15年間も3dsMAXを使い続けてきたのですが、今年に入ってから真剣に切り替えを検討しはじめました。
CINEMA 4Dのメリット
- サブスクリプションと永久ライセンスを選べる
- 洗練されたUX(ヘルプ見なくても直感的に扱える)
- 3dsMAXと似た非破壊編集機能
- MoGraphが何だか凄いらしい
- スクリプトでカスタマイズできそう
CINEMA 4Dでパースを作れるか?
私の顧客の半数以上が3dsMAX+V-Rayの組み合わせでパース制作をしています。残り半分はShade3Dだったり、SketchUpだったり、Cinema4Dだったりしていたのですが、ここ数年の間にCinema4Dで建築パースを作る会社や個人との契約が増えています。
Evermotionを見れば、パース業界で使われているソフトが分かる
パース制作でどんなソフトが使われているかは、世の中にある建築系3D素材の充実度で測る事ができます。最も有名な素材集がEvermotionですね。
Cinema4D用パース素材の歴史は長い
EvermotionのArchiModelsシリーズは建築パース向けに作られた3dsMAX用の素材集でしたが、Vol.73からCinema4D形式の素材が追加される様になりました。素材集の中身を見ていくと、いつどんなレンダラーが流行り廃れていったかがなんとなく見えてきます。
その中でもCinema4D素材はVol.73以降ずっと続いているので、パース業界かなり長い歴史があるという事ですね。
Cinema4Dのこれから
個人的に期待しているのはGPUバイアスレンダラーの「Redshift」です。昨年MAXONに買収されたので、将来的にCinema4Dに統合されそうですね。
Cinema4Dの勉強を始めてまだ日が浅いので、これから学ぶべきことはたくさんあります。今後は3dsMAXユーザー視点で見たCinema4Dの使い方などを備忘録的に残していきたいと思います。