HDDを漁っていたら、2008年に作った動画が出てきたので紹介します。
ちょうど上京した年で、リーマンショックが起きた頃です。
この頃はBMW M6のCGアニメーションを作っていました。これは車のステアリングとサスペンションの動きをシミュレーションする為に、凸凹の地面を猛スピードで走らせたテスト動画です。
残念ながら本番レンダリングされた動画は見つかりませんでした。
昔の作品を見ると作り直したくなりますね…
自動車アニメーションの仕組み
3dsMAX設定しているのは普通のスプラインアニメーションですが、最後だけドリフトの所で回転アニメーションを付けています。
ダミーオブジェクトをスプラインアニメーションさせ、車体を追従させてから各パーツをMAXScriptで動かしています。実は、MAXScriptはこのアニメーションを付ける為に勉強し始めたんです。
前輪タイヤは進行方向をフォローさせてステアリングを表現し、移動距離に応じて回転させています。毎フレーム四輪の高さを地面形状に合わせて上方向へ加速させ、下方向へ重力加速度を掛け、車体の角度を計算してからバネ係数を掛ける事でサスペンションを表現しています。